前回に続きWooCommerceプラグインのお話です。今回は基本設定を見ていきます。WooCommerceをインストールするとWordPressダッシュボード左に以下の画面が現れます。設定をクリックします。
1. WooCommerceの設定
WooCommerceの設定項目は多数ありますが基本的にデフォルトのままでかまいません。そこで以下変更が必要なところを見ていきます。
2. 一般
日本国内で活動する場合は以下のように設定します。【販売拠点】は本マッチングシステムを運営する管理者(オーナー)の拠点、【デフォルト顧客住所】は入力前のお客様の住所で、あまり意味はないので「お店の本拠地」、通貨オプションの【小数点の区切り文字】は空白、【小数点以下の桁数】は0です。
3. 商品
デフォルトのままです。
4. 税
(1) デフォルトはアメリカ等の州により税金が変わるreduced rate 率(軽減税率)やラスベガスなどのzero rate 率(無税)が表示されています。しかし日本では必要ありません。下の【追加の税金クラス】を空欄にすると自動的に消えます。
(2) 本マッチングシステムは個人間売買(消費税なし)、業者個人間売買(消費税あり)、またはその混合に対応します。そこで消費税があったりなかったりするのはお客様にとっても管理者にとっても混乱するので、全て消費税込みの設定にしています。
(3) 標準税率は【国コード】JP、【率%】8、【税率名称】消費税、【優先順位】1と設定します。
5. 支払い方法
(1) お客様の個人情報を守るため、支払いオプション画面【支払い方法】の「強制SSL (HTTPS)支払い処理」にチェックを入れることをお勧めします。
(2) 各種支払い方法は別途『支払いプラグイン』記事で述べます。ここではデフォルトのままでかまいません。
6. 配送方法
(1) 各種配送方法も別途『配送プラグイン等』記事で述べます。ここではデフォルトのままでかまいません。
7. アカウント
【登録設定】に全てチェックを入れています。【アカウント作成】について日本ではチェックをはずすのが一般的でしょう。
8. Eメール
マッチングスタイルに応じて設定します。ここではデフォルトのままです。
9. API
APIは別途『支払いプラグイン』記事で述べます。ここではデフォルトのままでかまいません。
なおWooCommerceプラグインは、売主1社(人)買主多数の通常のショップ(EC)サイトを構築するプラグインです。これだけでは売主多数、買主多数、サイト運用者1社(人)のマッチングWebサイトを構築することはできません。さらに売主がWordPressダッシュボードに入ることなく、サイトのおもて、つまりフロントエンドで自身のショップを展開するというフロントエンド機能もありません。ご注意ください。
本記事はここまでです。ありがとうございました。次回は一旦WooCommerceを離れて、多くの出品者はフロントエンド(Webサイト上)で何ができるか、つまり弊社のマッチングウェブシステムの中核となるフロントエンド機能を見ていきます。